次のような動画を出して、「タンザニア大統領(ジョン・マグフリ大統領)がPCR検査のサンプルの中に動物・植物・鳥の検体を混ぜ、それぞれに人間の名前をつけて国立研究所に検査を依頼したところ、ヤギ、パパイヤ、鳥などが陽性と判定された」と主張する人がいますが、これはデマです。
動画
The president of Tanzania didn't trust the World Health Organization, so he had fake test samples sent to labs. He took samples from papaya fruits, sheep, goats, and other things. They all came back positive for corona virus. pic.twitter.com/ZHO1CH3Pha
— IndiaDivine.org (@indiadivine) May 7, 2020
検査機が故障していたことを同国の保健大臣が公表
検査機が故障していたことを同国の保健大臣が公表しています。
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マグフリ大統領が送り込ませた偽の検体(ヤギやパパイヤ等)からコロナ感染陽性反応が出た件。その後行われた検査所への調査の結果、主な原因は、検査機の1つが2ヶ月間故障したまま放置されていたことだったと保健大臣が発表。今後の検査は全てマビボに新設された新しい国立検査所で行う。 https://t.co/lSNuKVLPwn
— 沓掛沙弥香 (@KutsukakeS) May 24, 2020
その後、タンザニアではPCR検査の陰性証明書を発行している
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ダルエスサラーム州病院のアマナ病院が、PCR検査と陰性証明書の発行に関し張り紙を出しているよう。
タンザニア人は40,000Tshs(20ドル)、在留許可のある外国人は60,000Tshs、その他の外国人は50ドル(以前政府は100ドルと発表していたけど)で、検査を行うのは午後1時から2時の間の1時間のみだそう。 https://t.co/L9Fduf6XHl— 沓掛沙弥香 (@KutsukakeS) August 3, 2020
新華社ソースの英文記事
タンザニア保健省の Ummy Mwalimuさんの言葉として、 調査によると、機械の故障、テストサンプルの技術的な管理不備、結果についての低品質な保証、粗末な保管などが確認されたとのことです。
http://www.xinhuanet.com/english/2020-05/24/c_139082096.htm
「PCR検査は、パパイヤでもコーラでもビールでもアイスクリームでも陽性になる」はデマ
https://note.com/osamu_iga/n/n78a5b690d20e?magazine_key=mfaf99a19d1c5
No evidence: In Tanzania, papaya, motor oil or a goat were tested positive for the coronavirus, according to president Magufuli. This shows that the PCR tests is very unrealiable.
タンザニア大統領(マグフリ氏)死亡
経済を開放し続け、選挙を控えて愛国心をかき立てようとしたマグフリ氏は外国人記者の入国を禁止し、ワクチンを拒否した。世界保健機関(WHO)へのデータ提供も拒んだ。コロナについて伝えた報道機関は「デマを流している」として活動を停止され、記者は刑務所行きだと脅された。
今年の春までに、マグフリ氏は死去した。同氏のほか、政界の有力者6人と複数の軍司令官も命を落とした。マグフリ氏の公式の死因は心不全。だが詳細は明かされていない。外交官や専門家、野党指導者は同氏がコロナに感染していたと口をそろえる。
コロナに関するデータ収集をタンザニアが拒否していることは、アフリカ大陸の隠されたコロナ死者数を巡る最も極端な例だ。アフリカ諸国で正確な感染者数・死者数を提供する国はほとんどない。
世界で最も深刻なコロナ隠し、大統領自身も死去(2021/11/5)
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