「新型コロナワクチンが有害だから接種後すぐに献血できない」はデマ
新型コロナワクチンを打った後はすぐに献血ができない! ワクチンが毒だからだ!
とワクチン接種の不安を煽る人がいますが、デマです。
ワクチン接種後に一定の時間を置く必要があるのは、以下のように、新型コロナワクチンに限ったことではありません。
「新型コロナワクチンは有害だから接種すると献血できなくなる」はデマ
mRNA新型コロナワクチンについて
現在、ファイザー社およびモデルナ社の mRNA 新型コロワクチンについては、接種後48時間経過すれば献血可能です。
RNAワクチン(mRNAワクチンを含む)を接種された方は、1回目、2回目いずれの場合も、接種後48時間を経過していれば献血にご協力いただくことが可能です。なお、現在承認されているRNAワクチンは、ファイザー社と武田/モデルナ社となります。 また、その他の種類のワクチンを接種された方は、現時点では献血をご遠慮いただいています。
アデノウイルスベクターワクチンについて
アストラゼネカ社のアデノウイルスベクターワクチンについては、当面(2021年9月18日現在)、接種後の献血はできないことになっています。
それには以下のような理由があるようです。
アストラゼネカ製COVID-19ワクチン接種者は現時点では献血はできない様子。 ファイザー/モデルナ製と同様に方針が決まるまではしばらくそのような対応となるか。 アメリカ赤十字ではファイザー、モデルナ、AZ、J&J、ノババックスのすべて接種後に待機時間なく献血可能。
https://twitter.com/SukunaBikona7/status/1427637660626169870
これはある意味仕方ないことで、アデノウイルスベクターはかなり安定で、接種後数日間は感染可能なベクター粒子が血液中に存在するからなんですよね。 日本はいわゆる「カルタヘナ法」で規制されているんです。 米国はカルタヘナ議定書を批准していないので、この縛りが無いんですよね。
「日本赤十字社は善意を利用して無料で血を集め、それを高く売ってぼろ儲けしてる」はデマ
日本赤十字社は人々の善意を利用してタダで血液を集め、それを高く売ることでボロ儲けしてる!
と主張する人がいますが、デマです。
血液を集めてから医療機関に届けるまでには様々な費用がかかります。また、血液は国が定めた値段で医療機関に販売しており、「業務報告・決算」「監査報告」をWebサイトで公開しています。
以下は日本赤十字社のWebサイトからの引用です。
血液事業の財政基盤
献血血液が輸血を必要とする患者さんのもとへ届けられるまでには、献血会場(献血ルーム、献血バスなど)の設備、献血に使用する採血針や血液バッグなどの器具、血液の検査・製品化、医療機関への供給など多くの費用がかかります。
血液事業は、献血の受け入れから患者さんに血液をお届けするまでの費用については国で定められた対価(薬価)を医療機関からいただいており、主にこの収入で運営をまかなっています。
その他の参考ツイート
献血の事を言っている前提ですが、度々輸血をしないと生きられない人が居るのは知ってますか?献血をしてくれた方々に日々感謝をし祈るような気持ちで生きてる人達が世の中にはいるんです。あなたのクソみたいなツイで不安になり献血を止める人が居るとしたらそれは間接的にたくさんの命を奪うんです
https://twitter.com/nagayamanaga/status/1438514381357154309あなたがどう考えるかは勝手ですが、不安を煽るようなことを拡散しようとするのは間違い。僕はデマに流されることなく皆さんの善意の血液で沢山の患者さんが生きられるよう僕自身も献血を止めるつもりは一切ありません。
検索キーワード:献血利権ビジネス ぼろ儲け ボロ儲け 血液製剤