過度な不安を煽る投稿に注意
次のような画像を出して、新型コロナワクチンの接種について過度な不安を煽る人がいますが、冷静に判断をしましょう。
これを見てワクチンを打ちたがる人
ごめん頭がおかしいとしか本当に思えない
画像は、どこかのクリニックのワクチン接種の同意書だと思われます。
アナフィラキシーが起きる確率
アナフィラキシーは、新型コロナワクチンに限って起きる特別なものではなく、食物・薬剤・昆虫/ハチ・その他の理由により起きる可能性があります。
そして、新型コロナワクチンの接種でアナフィラキシーが起きる確率は、風邪薬で起きる確率よりもはるかに低いとされています。
アナフィラキシーは重いアレルギー反応です。発生頻度はファイザー製で約20万回に1回、モデルナ製で約36万回に1回。100万回に1回のインフルエンザワクチンより高いですが、風邪薬などと比べると圧倒的に低く、非常にまれと言えます。万一に備えて、特効薬は注射器に入った状態で準備するので、問題なく対応できます。
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/703746/
http://www.ashima-dental.com/app/Blogarticlelist/index/ArticleCatgId/1
ちなみに、アナフィラキシーの原因で一番多いのは、食物の35%。薬剤は20%です。
http://www.kusunokiclinic.jp/saijiki/000104.php
アナフィラキシー対応は準備済み
また、ワクチン接種を行う会場や医療機関では、もしもアナフィラキシーが起きたとしても即座に適切に対応できるよう準備しているので、大事に至ることはほとんどありません。
接種後にもしアナフィラキシーが起こっても、すぐに対応が可能なよう、予防接種の接種会場や医療機関では、医薬品などの準備をしています。
アナフィラキシーではどのような症状が出ますか。治療法はありますか。(厚労省)
市販薬でも同じこと
市販の痛み止め、解熱剤、風邪薬などの説明書にも、アナフィラキシーについての注意事項は記載されています。
新型コロナワクチンの接種によってアナフィラキシーが起きる確率は、これらの市販薬よりも低いとされています。
「だから安全」と断定することはできませんが、ワクチンのアナフィラキシーの危険性/安全性を判断する目安の1つになるのではないでしょうか。
こちらは痛み止め・解熱で有名なイブA錠の説明書の一部です。
こちらは、かぜ薬として有名なパブロンエースProの説明書の一部です。